これからなくなることはない介護ビジネス

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私はたまに出張に行く機会がありますが、そういったときに強く感じているのが、こんなにたくさんの老人が世の中にはいるのかということです。普段の通勤時にはどちらかというと若い人が多く見られ、また、休日に子供とともに街に出かけても、若い人が多く目に入るものなのです。それが、昼間には60代以上と思われる人々が買い物など街にあふれています。こういった人々は比較的元気にされているのですが、それぞれのもう10年、20年もすればその状況は大きく変わっていることが予想されます。特に団塊の世代と呼ばれる人々が80歳前後になる時期には、相当数の人々が介護が必要な立場になっていることでしょう。最近、私の会社でも、退職している人がいますが、そういった人の中にはヘルパーの資格をとって介護の仕事をするという人が少なからずいることも事実です。新聞の折り込み広告を見ても、求人の多さには驚かされることもしばしばです。他の事業からこの業界に参入してくる会社もマスコミをにぎわしており、今後は人手不足から、海外から呼び寄せた人材でまかなっていくという方向性も見えてきています。これも、今後の日本の高齢化が確実に来ることへのビジネスチャンスと捉えている人が多くいることを物語っています。人間は誰もが老いていき、最終的には死を迎えるわけですが、その直前まで幸せに平穏に暮らすことを多くの人が望んでいます。それを支えていくのが介護ビジネスといえます。